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東京から逗子へ、或る日の終電模様。

或る日、いつもの仕事帰り。
東京駅、横須賀線のホーム。
待つのは、東京発23:51分逗子行きの最終電車。


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ちょっと早く着くと、終電ギリギリまで仕事をやって、まだ緊張感の抜けない
ビジネスマンがお疲れの様子で集まってくる。

同じくらいの比率でビールや酎ハイを片手にご機嫌のサラリーマンたちもやってくる。

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「今週もがんばったからグリーン車で一杯やりながら帰りたいな」

ささやかだけど、日々通勤するサラリーマンにとっては、1時間あまりの至福の時間を
手に入れることができる、魔法の切符「グリーン券」。

相当いいことがあった給料日直後の金曜日か一大プロジェクトを成功させた後なら
自分へのご褒美もいいかもしれない。
そんな、トピックなどめったにない、その他大勢にとっては、
グリーン車はデフォルトで無縁の存在という位置づけになっている。

自分自身の今週のがんばったランキングを回想し、
しばらく迷ったあげく、やはり懐サイドからの稟議がおりず、
グリーン車乗り場を横目にスルーして、やはりいつもの一般車両に並ぶ。


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間違いなく座りたいときは、東京始発の東海道線に乗り、戸塚で乗り換える
という勝利の方程式という手もあるが、乗り換えの面倒くさい時は、
少し終電が早めだけど横須賀線に乗り込む。
千葉の方からやってくるので、前の方に並んでないと座れないときもあるが、
東海道線に比べ停車駅が多い分、空いているのとなんとかく慣れている
せいか落ち着く気がする。

それでも、新橋、品川あたりからの終電組が乗り込むと、
社内ではなく、車内は、社長も部長も課長も平社員も関係なく、
自分の居心地のいいポジションを確保したもの勝ちの弱肉強食の世界になる。

体力勝負だけではなく、経験がものをいう、目利き勝負も水面下で繰り広げられる。
これは、新川崎か、横浜で降りそうな人の前に立つことができるか
どうかの嗅覚勝負。
そこはさすがにベテランサラリーマン。車内での力の抜き方、座席への執念、
座席の獲得に絡む嗅覚、スピードは日本代表のFW陣に見習ってもらいたいほど。

それでも、さすがに横浜をすぎて保土ヶ谷、東戸塚、戸塚あたりで多くの人が
降りると、やっといつもの横須賀線らしいのどかな空気がただよう。


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ドカッと座って眠気にまかせて、ゆっくりしているのもつかの間、
鎌倉を出たあとあたりからいよいよその時がせまってくる。
改札に近い階段の近くで開くドア方面に徐々に人が集まりだす。

改札を何番手で駆け抜けるかで家への到着時刻に大きく差が出るからだ。
これを毎晩終電の逗子駅で繰り広げる「福男」と呼ぶ。個人的に。
お迎え組、自転車、バイク組以外の葉山タクシー組は、この福男に参加
せざるを得ない。

ドアが開いた瞬間、「福男」のスタートが切って落とされる。


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1週間の疲れもどこへやら、少しでも早くタクシーの列に並ぼうと
トップスピードに乗って駆ける人々。
どうみても仕事の余力あるでしょ、と思わざるを得ない若手ビジネスマン。
ほぼ、思考停止状態でふらふらになりながらも長年の感覚だけで
体を入れてくる、ベテランサラリーマン。
女性ということを忘れ、髪を振り乱しながらカツカツカツとヒールで
後方から迫ってくるOL。

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毎晩繰り広げられる、たいした福を呼ばない、逗子駅の「福男」バトル。
福男の勝者だけに与えられるのは、「冬は寒空、夏は蒸し暑い中、
永遠とタクシー待ちをしなくていい」というだけの称号。


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あきらめずに走り切り、はあはあ、ぜいぜいいいながら、
タクシー待ちの列にいい位置で並んだ時の達成感は、
ある意味仕事の充実感を超えているかも。

毎晩繰り広げられる、小さな町の小さな夜の福男バトル。
思い思いの充実感を胸に、寝静まった深夜の葉山の家路を急ぐ。

●逗子駅(東日本旅客鉄道(JR東日本)

所在地 神奈川県逗子市逗子一丁目1-10
東京から57.8km
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 28,513人/日(降車客含まず)
-2008年-
開業年月日 1889年(明治22年)6月16日
備考 みどりの窓口 有
 時刻表


路線バス
 時刻表


<移住者目線>

終電時間(平日):東京(JR横須賀線)発 逗子行 23時 51分
品川駅での横須賀線の終電は24時00分。逗子駅着24時54分。


東京発→JR逗子駅

●1
23時54分 発 出発 東京
↓ [ JR東海道本線・普通 ] 熱海方面
0時34分 着 乗り換え 戸塚
0時37分 発
↓ [ JR横須賀線・普通 ] 久里浜方面  (¥890)
0時54分 着 乗り換え 逗子

23:54→00:54所要時間1時間0分料金890円乗換回数1回


●2 23:51→00:54所要時間1時間3分料金890円乗換回数0回

23:51発
[ 1時間3分 ] JR横須賀線(普通) [逗子行き]

00:54着 逗子


●3 23:48→00:59所要時間1時間11分料金780円乗換回数3回

23:48発 東京

[ 11分 ] JR山手線(外回り) [品川方面行き]

23:59着
00:02発 品川 時刻表
[ 39分 ] 京浜急行本線(特急) [京急久里浜行き]

△00:41着
00:43発 金沢八景

[ 7分 ] 京浜急行逗子線(普通) [新逗子行き]

△00:50着
00:50発 新逗子

[ 9分 ] 徒歩

00:59着 逗子

●深夜急行バス(到着のみ) - 新橋駅銀座口発→品川駅高輪口発→鎌倉駅着→逗子駅着

終電の後に、新橋・品川を発車する深夜急行バスは、大船・鎌倉・逗子 方面へ、上大岡・金沢文庫方面へそれぞれ一直線。
タクシーに比べてとてもお得な運賃。

時刻表・運賃表
停留所 発時刻
新橋駅
(銀座口) 0:40
品川駅
(高輪口6番ポール) 0:55


停留所 着時刻 大人運賃
(新橋から) 大人運賃
(品川から)
大船駅 2:00 2,960円 2,750円
町屋入口 2:04 3,160円 2,850円
深沢 2:07 3,160円 2,960円
梶原口 2:09 3,160円 2,960円
火ノ見下 2:12 3,260円 3,060円
長谷観音 2:15 3,260円 3,060円
下馬四ツ角 2:18 3,260円 3,160円
鎌倉駅 2:20 3,260円 3,160円
名越 2:24 3,260円 3,160円
長勝寺 2:26 3,260円 3,160円
久木西小路 2:32 3,360円 3,260円
逗子駅 2:36 3,360円 3,260円

●グリーン車内の様子
(車内で一杯もよし、仕事をするもよしの快適な空間)

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※指定席ではないので、必ず席が確保されるわけではありません。
※金曜日の最終電車は、東京駅でほぼ満席になります。
新橋で数席、品川では、グリーン車でも立ちになる可能性が大です。

グリーン券は乗る前に駅で(ホームでも買える)買ったほうが、車内で買うより250円安い。
suicaやpasmoで購入し、座席の天井にセンサーにかざすとランプが赤からグリーンに
変わり、改札処理完了です。
普通列車のグリーン車を乗り継ぐ場合は、改札を出なければ1枚のグリーン券で乗車できる。
例えば、戸塚で横須賀線のグリーン車に乗り換えても有効。

『平日料金』『ホリデー料金』が適用される。

【平日料金】平日(12月29日~1月3日を除く)にご利用の場合
種類 50キロまで    ●51キロ以上
事前料金 750円    ●950円 (東京‐逗子間)
車内料金 1,000円   ●1,200円 (東京‐逗子間)


【ホリデー料金】土曜・休日及び12月29日~1月3日にご利用の場合
種類 50キロまで   ●51キロ以上
事前料金 550円   ●750円 (東京‐逗子間)
車内料金 800円   ●1,000円 (東京‐逗子間)

●逗子駅からの終バス(深夜バス)情報

山側 長井・佐島マリーナ行:24:11 (葉山止)

海岸回り 葉山行:23:35

深夜バス運賃 :深夜バスの運賃は通常の倍


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コメント:2

ふかつえり 2010年2月17日 15:45

なんだか通勤時間を楽しんでいる!?様子が伺えますネ。
ある意味尊敬します・・・その長い(失礼)時間をどう過ごすかに
かかってますよね。
しんどいとか疲れるじゃなくてこんな視点から物事を考えたり、
見たりするから面白くなるんですね。

最近職場環境も変わり、ちょうど凹み気味なときに
なんだかちょっと気持ちの方向転換が自分の中で
カジ取りできそうです。

でも通勤時間が長いのはアラフォーとしては辛いところっす(苦笑・・・

ハヤマニア Author Profile Page 2010年2月21日 23:59

たしかに、長時間の通勤は結構つらいです。
でも、やっぱり駅につくと空気が違うんですよね。それだけで、仕事をちょっと忘れることができ、スイッチがきりかわります。
でも、課題は、1日2時間×5日=10時間をいかに無駄にしないかなんですよね……。いまのところ、睡眠時間にあてるのみ。ほんとはなにか学ばないとなーなんて思っています。

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