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東日本大震災に思う。

  • Posted by: ハヤマニア
  • 2011年3月13日 09:11

心の距離がどんなに近くても、物理的に離れていてはどうしようもないことがある。
そして、物理的な距離を埋めてくれるはずの、通信であったり、
交通という進歩の象徴である、インフラが機能しなくなったとき、
はじめてこの便利な世の中に慣れすぎてしまっている自分に気づく。
会いたくても会いに行けない。声が聞きたくてもまったくつながらないもどかしさや無力さ。
今回の東日本大地震では、それが身につまされる思いであった。


葉山でも大津波警報が出て、家族は避難所で一夜をあかすことになった。
東京にいた僕は、それすらわからず、どうにかして連絡をとろうとしたが、いくらやってもだめ。
電車も運休となり、復旧のめどがたたず、不安で気持はあせるばかりだった。
地震から4時間くらいたって、メールが届き家族の無事を確認できた時、
はじめて人のことを考える余裕ができた。

情報力こそが、震災のときには力を発揮し生死をわけるというが、本当にそうだろうか。
いくら情報がたくさんあってもどうにもならない事態が現実にある。
いままでにだれも経験したことのない状況が目の前に迫ってきた時に
どう対処すればいいのか。冷静でいられるのか。
だから、ほんとは一番いいのは、家族みんなが近くにいること。

でもそれは不可能に近い。
とくに、葉山から都内に通勤するということは、その間になにかあった場合は、
すぐにかけつけることなんて絶対できない。子供が学校に行っていれば、
とうぜん離れ離れである。

結局、家族それぞれが、その場その場で最善の方法を見つけ、
生きるために行動するしかないのだ。
でもその結果、万が一家族を失うことになったとしたら、
近くにいて助けてあげられなかったことをどれだけ悔やむだろうか。

この大震災で改めて人間の無力さを痛感させられた。
大自然の猛威の前では、なんて無力ではかないのだろうか。
くしくも文明の象徴である、携帯や鉄道、電力などがこれほど脆弱だとは。

ただ、それでも人間は学び、進歩する生き物である。
この惨事を無駄にしないためには、決して忘れないこと。
子供たちにこの悲惨な出来事についての事実をしっかりと語りつぎ、
少しでも被害を減らす努力を怠らないように、最善の対策を教えていくこと。
コミュニティの結束をかため、みんなが声をかけあって、協力しあうこと。
そんなコミュニティをみんなで作っていくこと。

人ごとではなく、海辺に暮らすものとして、
この教訓を決して忘れずに心に刻んで行動していきたい。
そして、子どもたちにもしっかりとこの経験を語り継いでいきたい。

こうしている間にも救助活動は進んでいる。
一人でも多くの命が救われることを祈りたい。
また、被災者に一刻も早く平穏な日々がくるように、
微力ながら自分にできることをまずはしたいと思う。

最後に、学生の頃、自転車で東北を旅している時、
本当にあたたかく迎え入れてくれ、とても思い出深い場所である、
三陸沖の被災地の人たちが、不屈の精神で
少しでも早くこの惨事を乗り越え、再び笑顔が戻る日がくることを
心から祈りたいと思う。

そして自分自身、他人ごとではないこの大震災について、
常軌を逸した日々が少し過ぎ去った頃、
もう一度冷静になって深く考えてみたいと思う。

2011年 3月11日。


<義援金を受け付けるサイト>

下記のサイトで、被災者支援の義援金を受けつけるサービスが始まっております。
被災地の復興のため、ご協力いただければ幸いです。


●日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/contribute/index.html

●Yahoo! 基金
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

●goo
http://special.goo.ne.jp/donation_earthquake/

●Google
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

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